専攻医採用

専攻医採用

当教室へ入室を考えている皆様へ

弘前大学医学部附属病院皮膚科研修プログラムは4つのコースから構成されています。大きく分けると、専門医のみを取得するコースと専門医+博士号を取得するコースに分けられます。どのコースも5年間の研修を修了することで機構認定専門医の受験資格を満たすことができます。

教室見学は随時受け付けています。見学をご希望される方はページ下にあるフォームからお問い合わせください。

弘前大学皮膚科の特色

きめ細やかな指導

弘前大学皮膚科の研修の最大の特徴はきめ細やかな指導です。病棟はグループ診療制であり、外来においても皮膚生検・小手術等は指導医とともに診療する体制をとっています。指導医はカルテの書き方、臨床写真の撮り方、処方の仕方、処置の仕方、皮疹の見方、病理組織の見方等の基本的事項を手取り足取り指導します。研修医が無理なく着実に基本的な知識・手技を身につけることができるようになっています。

幅広い疾患の経験が可能

青森県全域および秋田県の一部からも紹介患者を受け付けているため、common diseaseから稀な疾患まで多彩な症例を経験することができます。さらに悪性腫瘍の手術や皮弁術も数多く行っており、リンパ節隔清や皮弁術等も習得可能です。

幅広いニーズにも対応可能

基本プログラム終了後は大学院進学、皮膚外科、皮膚病理、レーザーなど各人の興味に特化した選択プログラムでより専門性を高めることができます。

後期研修

基本プログラム

後期研修1年目:

弘前大学医学部附属病院にて1年間の臨床研修を行います。

病棟研修・外来研修、新患診察の助手(週2回)、症例検討会・勉強会(週1回)等を通して皮膚科診療に必要な基本的知識・技術を身につけます。

後期研修2・3年目:

関連病院(青森県立中央病院等)で臨床研修を行います。

皮膚疾患の知識を深め独立して診断できる能力を身につけます。

また、皮膚腫瘍切除術、植皮術等の治療技術を習得します。

選択プログラム

後期研修4年目以降:

各人の希望に応じて皮膚外科、皮膚病理、膠原病、レーザー等さらに専門性を高めるため弘前大学医学部附属病院および関連病院で研鑚を積みます。大学院に進学し研究を行うことも可能です。なお大学院在学中も一定の収入が得られるように配慮しています。

<病棟研修>

病棟では病棟医長の下に2つのグループがおかれ、疾患の種類を問わずに均等に診療を行っています。グループは卒後10年以上の専門医、卒後6-10年目の医師、後期研修医で構成されます。悪性腫瘍の手術症例も多く、病棟研修では植皮、皮弁、リンパ節隔清等の様々な手術の執刀・助手を経験できます。

<外来研修>

主として再来を担当します。小手術(皮膚腫瘍切除、皮下腫瘍摘出等)や皮膚生検も多数行います。

<新患診察>

後期研修医1年目では新患診察に助手として入り、予診・検査・処置・皮膚生検等について学びます。新患担当医が皮疹のみかた、問診のポイント、必要な検査、鑑別疾患等を逐一指導します。また、病名の記載等は英語で行うようにしているので1年間助手を務めることで診療や論文を読み書きするのに最低限必要な英語を自然に身につけることができます。

<症例検討会>

毎週水曜日 朝8時~

外来診療での診断困難症例、難治症例、教育的症例、希少症例などの情報を医局員で共有し、診断・治療法についてディスカッションします。診断力向上のために後期研修医には、検討症例の病歴と臨床写真から診断名を答えるミニクイズに取り組んでもらっています。

<勉強会>

症例検討会の後に行っています。担当の医局員が海外文献の紹介や自身が興味を持ち調べたことを発表し、最新の研究や臨床について議論します。

※症例検討会・勉強会・医局会を水曜日の朝に集約しているため、カンファレンスで夜遅くなることはなく、業務終了後は各自の研究・学会準備・勉強等のために時間を割くことができます。また、時間短縮勤務をしている女性医師も参加しやすくなっています。

育児との両立について

当科では育児中も勤務を続けることができます。現在、在籍している育児中の女性医師たちは育児休暇、育児短時間勤務およびパート契約などを活用して家庭・育児と両立しながら外来・病棟業務、学会発表、論文作成、研究に従事しています。その他、敷地内に病院附属の保育園もあり、出産後の女性医師が仕事を続けられる環境が整っています。

見学について

随時受け付けています。下のアドレスからお申し込みください。

derma[at]hirosaki-u.ac.jp 注)[at]を@に変えてください。

入室について

入室をご検討されている方は必ず教室見学をお申し込みください。

見学の日程、時間についてはご相談に応じます。

後期研修医からのメッセージ

入局当初、皮膚科の基本的な診察を初め、皮膚外科、皮膚病理など様々な知識を丁寧にご指導いただきました。今でも、わからないことがあると上級医に質問し、ご指導いただいています。そのたびに、皮膚科という学問の難しさや面白さを感じています。皮膚科は分野が多彩で、炎症性疾患や悪性腫瘍、遺伝性疾患や美容皮膚科などたくさんあり、必ず興味のある分野ができると思います。皆さんと一緒に楽しく働けるのを楽しみにしています。