後期研修4年目以降:
各人の希望に応じて皮膚外科、皮膚病理、膠原病、レーザー等さらに専門性を高めるため弘前大学医学部附属病院および関連病院で研鑚を積みます。大学院に進学し研究を行うことも可能です。なお大学院在学中も一定の収入が得られるように配慮しています。
<病棟研修>
病棟では病棟医長の下に2つのグループがおかれ、疾患の種類を問わずに均等に診療を行っています。グループは卒後10年以上の専門医、卒後6-10年目の医師、後期研修医で構成されます。悪性腫瘍の手術症例も多く、病棟研修では植皮、皮弁、リンパ節隔清等の様々な手術の執刀・助手を経験できます。
<外来研修>
主として再来を担当します。小手術(皮膚腫瘍切除、皮下腫瘍摘出等)や皮膚生検も多数行います。
<新患診察>
後期研修医1年目では新患診察に助手として入り、予診・検査・処置・皮膚生検等について学びます。新患担当医が皮疹のみかた、問診のポイント、必要な検査、鑑別疾患等を逐一指導します。また、病名の記載等は英語で行うようにしているので1年間助手を務めることで診療や論文を読み書きするのに最低限必要な英語を自然に身につけることができます。
<症例検討会>
毎週水曜日 朝8時~
外来診療での診断困難症例、難治症例、教育的症例、希少症例などの情報を医局員で共有し、診断・治療法についてディスカッションします。診断力向上のために後期研修医には、検討症例の病歴と臨床写真から診断名を答えるミニクイズに取り組んでもらっています。
<勉強会>
症例検討会の後に行っています。担当の医局員が海外文献の紹介や自身が興味を持ち調べたことを発表し、最新の研究や臨床について議論します。
※症例検討会・勉強会・医局会を水曜日の朝に集約しているため、カンファレンスで夜遅くなることはなく、業務終了後は各自の研究・学会準備・勉強等のために時間を割くことができます。また、時間短縮勤務をしている女性医師も参加しやすくなっています。